第26章 再び阿部蓮太郎に会う

美愛に余計な心配をさせまいと、有岡里穂は素早くキーボードを叩いた。

『大丈夫』

送信してから数秒もしないうちに、すぐ返信が来る。

『やっと返してくれた……! 向こうの人たちに責められてない? 里穂、つらいなら私のところに来ていいんだよ』

原口美愛の気遣いを目にした瞬間、里穂の氷みたいな表情がほんの少しだけ緩んだ。深く息を吸い、重たい息を吐き出す。

自分の周りにも、ちゃんと心配してくれる人はいる。

そう気づいたとたん、宙ぶらりんだった心がどこかに着地したようで、短い戸惑いのあとに、わずかな澄んだ冷静さが戻ってくる。

パソコンの通知音が、チン、チン、と続けざまに鳴った。

『ううん...

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